ガーリックトーストって、美味しいですよね。

ガーリックトーストってあるじゃないですか。

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おいしそう

僕あれがすごく好きで、よく食べるんですよね。

いつも昼食を食べてるような札でお釣りが来る価格帯の店にはほとんどないんですけど、ちょっと高めの店に入ったりするとあるんですよ。この前は立川で全てがどうでもよくなってパスタに1200円払おうと入ったらメニューに載っていて、結局会計が1600円になりました。



でも、世の中にはガーリックトーストを絶対に許さない人々がいるわけですよね。

皆さんもご存じだと思います。そう、GTEA(Garlic Toast Eliminating Association)ですね。

「撲滅!ガーリックトースト!」という横断幕を掲げて、駅頭で激しい調子で演説しビラを配っている、あの団体です。

私の最寄り駅では通学時間によく演説していて、毎回心を痛めています。

彼らのガト虐(何の略か解説するまでもないですよね?)は、本当にひどい!

ガーリックトーストを炭になるまで燃やす。
ガーリックトーストからガーリックバターがしみ込んでいる部分だけを削り取る。
ガーリックトーストをノーガーリックトースト、さらにはノーガーリックノートーストにすり替える……

そういう写真がビラに載っているのを見ると、どうしてこんな非ガト道的な行いができるのか、理解に苦しみます。

GTEAの悪行についての問題が2018年に全国紙に取り上げられてからは以前よりもずっと広く知られるようになり、状況はいくらか改善しました。

しかし、まだ足りません!彼らのようなガーリックトースト差別を推進する団体は、打倒しなければならない!

全国のガーリックトース党の同志たちが、いま、「ガーリックトーストを守れ!憲法を守れ!」と、声をあげはじめています。

ガーリックトーストは基本的パン権で保護されるべき存在。それを詭弁を用いてパン権の対象から除かれると主張している彼らを許すことはできません。

2年前、高齢のため引退された錦野さん(『ガリトー界のジャンヌ・ダルク』の方が有名でしょうか?)の後を継ぎ、ガーリックトース党広報部長の地位に就かせていただいてからは、九州統括の「ふくろうのパン屋さん よねだ」さんをはじめとした各支部との連携、さらには「明太フランス連合」「前進するMFP(ミルクフランス党)」さんといった状況を同じくする団体とも連携して、この闘争を進めてまいりました。

さて、先日GTVでGTEA代表である森重氏(名前はご存じなくとも、にんにく不使用ガーリックトースト騒動の捏造の主導者といえばわかってもらえるでしょう)と私の公開討論会が開催されました。ネット番組ですので知らなかった方も多いかもしれません。そのため、この記事にて論戦の核となる部分の書き起こし(33分50秒から、だいだい5分くらいの箇所)を残しておくことにしました。

以下、森重氏を「森」、司会の方の発言を「司」と表記します。




***

司「それではここで、事前に募集された視聴者からの質問に議題を移したいと思います。」
私「はい。」
森「大丈夫です。」
司「まずはこちらから。」
『にんにくが苦手な人への配慮として、ガーリックトーストを食べない権利というものをどう考えますか?』
私「ああー……。典型的なガーリックトースト差別を分かってない人の発言ですね(苦笑)。いいですか?ガーリックトーストを食べない権利などというものは存在しないんですよ?『勤労の義務』『納税の義務』『ガーリックトーストを食べさせる義務』は国民の三大義務じゃないですか。好き嫌いなどという理由で食してもらえないガーリックトーストのパン権を考えれば当然ですよね」
森「あの、えー、ですから、その義務自体あなた方が、あなた方というのはつまり、ガーリックトース党によって制定、えー、されたものですよね。でもそれを時代に合って、合わせて変えたらどうか、そういう提案をしている、それは……」
私「それは国民投票で一回可決された結果として、いま条文があるわけですよね。まだ改正から4年しか経っていません。国民の過半の賛成があったわけですよ。それはどうお考えなんですか?」
森「それは、あー、普段から私たちが申し上げているように、『こんなの通るわけないだろう』という認識の甘さが国民の間にあったと、そういう結果がですね、調査、改正決定後の世論調査ですね、えー……。その結果でも出ているわけですよね。だから直近の世論は元に戻したい、そういう……」
私「出ました、『認識の甘さ』。典型的なガーリックトースト主義者アンチ・ガーリックトースティアンの使う用語ですね。憲法改正以後は『認識のしょっぱさ』という言葉が正しいんですけれど……」
森「だからそれはあなた方がね。改正で……」
私「こちらの発言を遮らないでください!」
司「えーと、一旦まとめましょう。葫原さんの主張は、ガーリックトーストの権利保護に立ったもの。そして森重さんの主張は、質問者のような現在の世論を反映したものに変えよう、という主張ですよね」
私「あの、森重さん、あなたの主張は『香りが弱すぎ』るんですよ。何も塗っていないトーストくらい薄い!」
森「一旦その、改正後にガ党が制定した用語の使用はやめませんか。混乱してしまって……」
私「ちょっと、ちょっと(笑)それはあなたのアリシン摂取量が少ないからですよ。ガーリックトーストを食べてこなかったのをこちらに押し付けないでくれませんか?」
森「いや、ガーリックトーストの強制に反対しているのですから、ガーリックトーストを食べないのは当然で……」
私「ちょっと聞きましたか!この方はいま、堂々とガーリックトースト推進法違反を宣言しましたよ!司会さん、いいんですか!? ねえ!ガト推違反は懲役3年または300本以下の罰ガーリックトーストですよ!」
司「……それでは、一旦CMとさせていただいて……」



はい。私の完勝ですね(笑)。相手に堂々と法律違反を宣言させました。いやあ、まったく腹立たしいですね。早く警視庁に取り締まってもらうよう要請しているのですが、彼らは特命ガーリックトースト取締局の設立にも抵抗していて、なかなか事態が動きませんからね。

今回のブログはここまでにします。いやあ、にんにくの風味を感じられるような記事を目指しましたが、どうでしたガ?

それでは皆さん、Pour des toasts à l'ailガーリックトーストのために)!